NHKスペシャル「デジタルネイティブ」 を見ました。はてなの近藤さんのエントリを見て録画予約をしました。そして帰宅後に見ました。
「デジタルネイティブ」という言葉は NHK による造語かと思ったらワールドワイドに認知された言葉なのですね。英語の Wikipedia にもありました。
A digital native is a person who has grown up with digital technology such as computers, the Internet, mobile phones and MP3.
番組中ではてなが取り上げられた部分について、主にはインターネット技術を使った情報共有についてでしたが、あんまりデジタルネイティブという感じがしなかったのですが、それは自分もデジタルネイティブなのかしらん
番組中で私の心にフックしたのは、6-10 Apr 2008 に Las Vegas の Mandalay Bay ホテルで行われた Gartner Symposium/ITxpo 2008 のセッションのひとつ「2018: Digital Natives Grow Up and Rule the World」のタイトルです。
私は経済学者ドラッカーが好きなのですが、特に プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編)) の巻末でインターネットの普及について言及されていて、特にインターネットの普及により物理的な移動がなくなることに触れていました。そのドラッカーの内容とデジタルネイティブの発想が似ていると感じました。
そこにフックしてしまったので、私個人としてはドラッカーが過去に想像していた世界が今どうなっているのか、番組としてはどう捉えているのか、という確認作業的な観点で番組を見てしまいました。なので、はてながデジタルネイティブかどうかという点はあまり気にならなかったし、世界の若いデジタルネイティブたちが容姿や言語などにこだわらずにコラボレートしていることもあまり気にならなかったし、なんというかもうすでにそういう世界に直面しているし、ドラッカーが言っていたことが実現しているにほかならないし、といった感じで目新しさはありませんでした。
とはいえ、こうして誰かがまとめあげて言及することで多くの人に「気づき」を与えるわけですから、インターネットにかかわる者としては非常に有意義な番組だったと思います。
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